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第97回天皇杯全日本選手権大会 3回戦の結果
第97回天皇杯全日本選手権大会 3回戦 AC長野パルセイロ vs ファジアーノ岡山の結果をお知らせいたします。【日時・会場】
2017年7月12日(水) 長野Uスタジアム 19:00キックオフ
【試合経過】
前半 0-0
後半 1-0
計 1-0
得点:佐藤
【浅野監督コメント】
「天皇杯とはいえ、このUスタの雰囲気をつくってくださったサポーターの皆様、関係者の皆様に感謝を申し上げます。タイトなスケジュールの中での天皇杯であったこと、それから最近のリーグ戦の内容、そういうことを考えると、今日のゲームはものすごく大きな意味をもつということで選手たちと準備をしてきたわけですけれども、本当に選手たちがその想いを90分間ぶつけてくれて、素晴らしいゲームになったと思います。2回戦のFC東京戦と同様にリーグ戦でなかなか出場機会の少ない選手で組んだわけですけれども、本当に試合に入っていくパワーというかですね、岡山さんも技術の高い選手が多かった中でしたが、圧倒的に違ったのはこの試合にかけるパワー、選手たちの闘う姿勢、それは間違いなく我々のチームが上回っていて、それとスタジアムの雰囲気と一体となって相手を飲み込んでいったのかなと思います。これが本来のUスタでの姿だと思っていますので、今日ピッチに立てなかった選手はこの前のFC東京戦の後のような気持ちになったのではないかなと思います。
私としては中2日ということ、それからリーグ戦の次節の大事な栃木戦に向かうということで、ある意味今日出なかった選手を休ませたというような意味に捉えられているかと思います。正直に言うと私の中でもそうした思いはあります。ですけれども、今日のようなパフォーマンスを目の当たりにすると、また悩みが一つ多くなりました。中2日と言えども、今日の選手たちをピッチに立たせたいと、この間の(FC東京戦後の)北九州戦より強くなっているのは間違いありません。それは戦術とかそういうのではなくて、私も一人の人間ですから気持ちの部分でそういうふうに感じ、それから感じさせてくれた選手に感謝したいと思います。
内容の方は、もちろん押し込まれた部分もありましたけれども、全体的に我々のパワーが出た試合だったと思います。こういうゲームを誰がピッチに立ってもできないと結果につながらないと改めて感じたゲームでした。」
-縦パスが多い岡山の攻撃への対処について
「ボランチの新井と國領がバランスよく守ってくれていました。ミーティングでも、マッチアップになるのでサイドのところは大木と岩沼で埋められる、だからサイドチェンジに関してはそんなに来ないだろうから、そうすると中の縦パスを狙ってくるというところで、ワイドの部分を警戒しながら全体が中を締められました。たとえ楔を入れられたとしてもボランチ2人がしっかりプレスバックをして、3バックと塞ぎに行こうという意図をもって今日臨みましたけれども、まさにそういう形が実践できたと思います。終盤は少し疲れも出てきてスペースができ、押し込まれる形にはなりましたが、全体的には縦のボールに対しての反応は意図してできたと思います。」
-CBが本職ではない3人が3バックを組んだことについて
「トレーニングの時にはやっていますし、西口に関しては右サイドが本職ですけれども3バックの右はできますし、前田もFC東京戦でこのポジションをやっていますしトレーニングでもやっています。彼はボランチを主にやってきていましたけど、基本的にはCBもできるタイプですし、あとは彼のよさはよく話せることです。トレーニングの中でもすごく声を出せますし、今日も本当によく声を出してくれて、本来はボランチでやりたいでしょうけれども、すごくいいパフォーマンスを見せてくれたと思います。遠藤に関しては、4バックの左サイドバック、そしてワイドの時もありますけれども、彼のボールに対する強さというところでは、3バックでもそつなくこなせると思いました。終盤になると、少し食いついたり相手を見失ったりする課題が今日も出たんですけれども、今日の3バックに関してはすごくいいコミュニケーションをとって、前田を中心に声をかけて自信をもってやってくれたと思います。」
-ゴールを決めた佐藤選手への評価について
今日はものすごくよかったと思います。大木や岩沼もそうですし、今日は皆よかったです。佐藤は自信を取り戻すために、今日のゴールとパフォーマンスは試合後の表情を見ても大きかったのかなと思います。中2日で体力的にきついかもしれないですけど、間違いなく栃木戦にも絡んできてほしいです。
あとはボランチの國領ですね。パーフェクトではなかったかもしれないですけど、本当によくボールを失わずに、試合前にミドルシュートを打っていけと言ったら本当によく打って、そしてよくまわりを見てバランスを取ってくれました。
【大木選手コメント】
普段リーグ戦でなかなか出られていない選手たちが中心でしたし、やはり出られていない選手たちの気持ちが出て、勝つことができて本当に嬉しかったです。
今後のリーグ戦に出られるように、これからも日々努力していきたいと思います。
【佐藤選手コメント】
-勝利した今の気持ちを教えてください
「上に行くために勝ちたかったですし、リーグ戦でもなかなか結果が出ていないので、ホームのサポーターの目の前でいい試合をして次につなげるということができたので、勝ててよかったです。」
-得点シーンを振り返って
「チームとしてボールをいい形で動かせていましたし、得点シーンでは菅野が一人で打開してくれて、狙っていたんですけど、うまくこぼれてきました。最後はなんとか体のどこかに当たればと思っていたんで、入ってよかったと思います。」
-リーグ戦で波に乗れていない歯がゆさもあったと思います
「点も取れていないし、なかなか勝ち切れていないので、今日はリーグ戦に出られていないメンバーが中心だったんですけれども、そういう選手たちがチームを盛り上げてやっていくことがすごく大事だと思いますし、僕も本当にアピールしたかったので、結果を出せてよかったと思います。」
-個人としてもリーグ戦でなかなか得点できなかった中で、今日のゴールは大きかったのではないですか?
「なかなか決められない試合が続いていましたけど、やり続けるしかないですし、その結果今日点を取って勝てたので、次の試合でも点を取れるようにやっていきたいと思います。」
-3日後の栃木戦へ向けての意気込みをお願いします
「中2日というのは皆わかっていたことですし、しっかり切り替えて次の栃木戦へ向けて準備したいです。その日は『1万人チャレンジデー』ということでクラブや関係者の方も動いてくれていますし、普段よりさらに多くの方が来て下さると思うので、その多くの方の目の前でいい試合ができるように、勝てるように準備をして臨みたいと思います。」
【國領選手コメント】
「天皇杯はサブメンバー中心なんですけど、Uスタでの試合でしたし、試合に出たいという気持ちを出せて勝てたことがよかったですし、リーグ戦もそうですけど次につながると思います。」
-全員でボールを奪いに行くということができていたように感じます
「多少ボールをもたれると思っていたので、ブロックに行くところと引きつつも押し上げること、ずっと引きっぱなしだと攻撃に行きづらいので、そこはポジション的には真ん中でまわりに声をかけやすいので、移動中に『押し出せ』とか言ったりして、ラインを上げ下げできたのかなと思います。」
-次節栃木戦に向けての意気込みを
「次も中2日ですけど、ホームですし『1万人チャレンジデー』でもあるので、今日の試合を見てまた見に来たいと思っている方もいらっしゃると思うので、そういう方に今日のような試合をまた見せられるようにしっかり準備をしていきたいと思います。」
本日もご声援、誠にありがとうございました!
■次節
・2017年7月15日(土)
vs.栃木SC
長野Uスタジアム 17:00キックオフ