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2018明治安田生命J3リーグ 第11節の結果
本日行われました「2018明治安田生命J3リーグ 第11節 ブラウブリッツ秋田 vs AC長野パルセイロ」の結果をお知らせいたします。■日時・会場
5月20日(日) あきぎんスタジアム 13:03キックオフ
■試合経過
前半
秋田 0-0 長野
後半
秋田 1-2 長野
合計
秋田 1-2 長野
■得点者
萬代、三上
■浅野 哲也監督コメント
「遠い秋田後までたくさんのサポーターの方が来て下さって、いつもと同じ非常に力強い後押しをしてくださったことに、まずは感謝を申し上げます。強い秋田さんに対して我々がどう戦うか、ここまでの我々の結果が不甲斐ないものでこのチームがどう自分たちのスタイルを貫いて戦い、結果を出せるかが大きなポイントでした。今日選手たちに言ったのは、90分間を終えた時に全力を出し切ったかどうか、それだけを求めました。当然結果がこういう形で出たので私は気持ちよく話せているのですが、選手たちが本当によく走り、戦ってくれたと思います。その結果が最後我々の方に味方してくれたのかなと思っています。本当に選手たちの頑張りに感謝をしたいと思います。
ゲームの方は、やはり秋田さんが我々の陣内に早めにボールを送り、そこで前線の選手が非常にアグレッシブに戦ってくる、そういうサッカーに対して我々もよく弾き返して、セカンドボールを拾い、攻撃に繋げていきました。ゲームプランとしては予想通りでしたけれども、今シーズンの我々を象徴するような、チャンスがありながら決められず、逆に相手に先制点を許してしまうというこれまでの数試合のような流れでした。ただ、今日の選手たちはそこを追いつき、さらに追い越す、その覚悟がよく表れていたと思います。ここまでは追いついてそこで終わりという試合が多かったんですけど、ひっくり返せたのは試合前に言った90分間すべてを出すということが結果に表れたのかなと思います。本当にチーム、選手、そしてこちらに来ていない選手、クラブの仲間に感謝をしたいと思います。
ただ、我々は下の順位にいますし本来はもっと上の方にいなければならないチームだと思っていますから、今日の貴重な勝点3を次節のアウェイ琉球戦にぶつけていきたいと思います」
-リーグ戦では2カ月ぶりの勝利でしたが、勝利した瞬間の率直な気持ちを教えてください。
「素直に嬉しかったですね。引き分けが続いて、勝点1しか上積みできないリーグの成績をどうにか払拭したいという思いでした。選手たちには今日あまり結果のことは言わなかったんですけれども、自分の中では結果を残したいという気持ちが強かったので、最後の三上のシュートが入った瞬間はもう指導者というよりも選手と同じ気持ちになり、本当に勝点3を喜びました。当たり前ですけれども、勝つというのはチームに大きな勇気を与えると感じた一瞬でした」
-90分間全力を出し切るという中で、守備の面についてはいかがでしたか?
「完璧ではないですけれども、パワーのある攻撃をしっかり抑えて残り時間もさほどなかったんですがしっかり追いつき、ひっくり返したというのはこれまでのチームになかったものを出せたかなと思います。守備のところでも全員が弾き返す、それからセカンドボールを拾う、全体をコンパクトにするために戻る、そういう作業をよくやってくれたと思います」
-3試合ぶりのスタメンで決勝点を決めた三上選手の評価についていかがですか?
「全体的によかったと思います。本来のポジションではないサイドバックというところでやっていますけれども、逆に言うと彼の攻撃のクオリティーが最後に出たと思います。守備でもよく頑張ってくれましたし、かなりハードワークしてくれたと思いますから、点を取ったというだけではなく全体的に、左サイドバックの岩沼と共によくサイドで頑張ってくれたと思います」
-前節からフォーメーションを変えて今回は4-4-2にした意図を教えてください。
「自分たちのスタイルを貫くということで、相手のスカウティングをして相手のよさを消すという方法の中で前節はミラーにしましたが、選手たちの中に若干のズレなどが生じてしまったので本来の形に戻し、秋田さんのやり方に合わせてシステムを変えるのではなくて、我々のシステムの中で役割を果たすというプランでゲームに入りました。先ほども申し上げましたけれども、秋田さんの攻撃と守備のスタイルは選手たちも十分わかっているので、そこをいかに抑えきるかというところが大きなテーマでしたが、苦しい場面もありましたけれども、よく選手たちは理解してやってくれたと思います」
■萬代 宏樹選手コメント
-ビハインドで入る形でしたが、ベンチにいる間はどう見ていましたか?
「見ていて今までもそうだったんですが、いい流れで試合は進めている中で失点してしまって、それまで何度かいい形でクロスが上がったり、いい入りをしたりしても、相手に高さがあってなかなか難しい状況だったので、自分が入ったらどう動こうとかクロスへの入り方のイメージはできていました」
-クロスが入ったところで自ら倒されて得たPKでしたが、蹴るコースは決めていたんですか?
「その時の気分によって決めるんですけど、今日は左だったので、そこに蹴ると決めたからには自信をもって蹴ろうと思っていました。自分で取ったPKでしたし、味方が取ってくれたのを自分が蹴るよりは重圧がないかなという感じだったので、とにかく自信をもって蹴りました」
-これでPKながらも今季2点目となりました。
「自分も今日は流れの中でのチャンスはありませんでしたけれども、こうやって結果を出したりチームが勝つことによってもっともっと出場するチャンスをもらえるようにやっていかないといけないですし、自分がもっと引っ張っていけるようにならないといけないと思います。他にもたくさんいいFWの選手がいるので、いい相乗効果を生めるようにやっていけたらと思います」
-今日の1勝はチームにいいきっかけになるのではないでしょうか?
「試合終了直後のサポーターの皆さんの表情を見ても、チームの皆の表情を見ても、ようやくというかここからだと皆が思っていると思うので、ここから勝ちを続けて今日の勝利を無駄にしないように、そして今まで苦しみながらも追いついて取った勝点1を活かせるようにしたいと思います」
■阿部 伸行選手コメント
-今日は後ろから見ていてFPの選手たちもすごく気持ちが入っているように感じたと思いますがいかがでしたか?
「とにかくすごいと思ったのが、失点した後に途中交代の選手含めて全員がものすごくセカンドボールとか、こぼれ球に対する反応が速かったところです。今シーズン、スタンドから見ることも多かったんですけど、個人的には一番スピードが速かったと感じています。暑さとかコンディションなどは関係なしにセカンドボールをどんどん拾える、味方が一歩行ってくれた後に皆が反応するというシーンが、今日は交代選手が目立ったとは思いますが出ている選手皆でチームとしてあの速さを追求していけたら、もっといい試合ができると思います」
-ここから浮上していきたいですね。
「今までのこともしっかり受け入れていかなければいけませんが、今日ここで一つ勝ったというのは間違いなくチームにとってプラスだと思います」
■明神 智和選手コメント
-今日の試合を終えて率直な気持ちを教えてください。
「引き分けが続いて苦しんでいる状況が続いていたので、一つ変えられてよかったです。ミカのシュートが決まった瞬間は本当に嬉しかったです」
-監督も90分全力を出し切るということを伝えたと仰っていましたが、選手間でもそういう意思疎通ができていましたか?
「監督からそういう話もありましたし、今日で流れを変えようということは皆で言っていたので、それができて最後のミカのシュートにつながったと思います」
-ようやく勝点3を取れたということで今までの勝点1を無駄にしないようにという気持ちが大きいですか?
「そうですね、終わった試合はもう戻ってこないので、これからの試合を1試合1試合大切にしていくしかないと思います。次もリーグ戦はアウェイになりますが、アウェイではもちろんホームでもしっかり勝つところを見せたいですね」
-守備のところではハードワークとセカンドボールのところがキーでしたか?
「今日は相手がああいう攻撃をしてくるチームだとわかっていたので、的は絞りやすかったです。ただ、失点はしていますしもう少し点も取らなければいけないですが、まずは勝てたことが一番です」
■三上 陽輔選手コメント
-得点シーンを振り返ってください。
「シュートは打とうと思っていましたけど、最初ダイレクトで打とうとして直前で止めた結果ゴールにつながったので、よかったです。コースは狙ったというよりはとにかく思い切り打ちました」
-決まった瞬間の気持ちと、ベンチに駆けていった時のことを教えてください。
「『あ、入った』という感じであまりよく覚えていないです(笑)。決まった後、結構頭が真っ白になってフラフラしていたら、皆が『ベンチに行くぞ』みたいな感じだったので、それで行きました」
-3試合ぶりのスタメンでしたが、90分間戦っていかがでしたか?
「今日は立ち上がりからうまく試合に入れましたし、チーム全体でも集中して試合ができていたので、皆の力を借りながら90分できました」
-ゴール前でも体を張ったプレーが見られました。
「ポジション的にもディフェンスなのでそこはしっかりしないといけないので、そこは意識していました」 本日もご声援、誠にありがとうございました!